光と陰のある暮らし〜光のオブジェに魅せられて〜

国内外の照明器具の魅力を個人的な見解で紹介していきたいと思います。

louis poulsen①〜PH Artichoke〜

こんにちは。

本日はLouis poulsenの〜PH Artichoke(アーティチョーク)〜

を見ていきたいと思います。

 

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https://www.louispoulsen.com/ja-jp/catalog/private/pendants/ph-artichoke?v=90145-5741929241-02&t=about

 

商品詳細

▼サイズ

・φ480 x H465(mm)

・φ600 x H 580(mm)

・φ720 x H650(mm)

・φ840 x 720(mm)

 

▼電球(口金E26)

LED球

・42W 2700K

・42W 3000K

・98W 2700K

・98W 3000K

 

白熱球

・200W

 

▼素材

スチール、光沢クロームメッキ、アルミ

 

▼備考

電気工事必要

 

▼カラー展開

・銅

・真鍮

・ホワイト

・ステンレス

・ポリッシュ ステンレス

・ブラック

 

▼メーカー

Louis Poulsen(ルイス ポールセン)

 

▼デザイナー

Poul Henningsen(ポール ヘニングセン)



こちらは照明に興味の無い方でも見たことある。もしくは知ってる。

という方が多いのではないでしょうか。

世界で1番有名な照明と言っても過言ではない

~PH5~(勝手に思ってるだけです)を生産しているLouis polsen社の

代表的な照明のひとつで、世界中で大人気の光のオブジェです。

 

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特徴的な72枚の羽根の内側が光を反射して下のシェードを

照らすことで、器具全体を照らし、光のグラデーションのように

綺麗な陰影を作り出しています。直接中の光源が見えないように、

羽根は12列に6枚ずつ正確に配置されている為、完璧なグレアフリー

(眩しさや不快感のないこと)となり、使用する人にも優しく

心落ち着く空間にしてくれます。

 

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通常シャンデリアは電球が表に出ているものだが、

PH Artichokeは中に電球を隠し、光がシェードに反射して間接光と

なることで、見事な陰影が出ている。

そして、その陰影が格式高いものにしてくれます。

ゴージャスさとリラックスを兼ね備えたキングオブシャンデリアです。

 

 

▼製作背景

PH Artichokeは1958年にPoul Henningsenがデンマーク

コペンハーゲンにあるLangelinie Pavillonen

(ランゲリニエ・パヴィリオン)のレストラン向けにシャンデリアの

製作を依頼を受けたことからデザインされました。

 

当時、Poul Henningsenは以下の条件を含む照明器具の設計を

依頼されました。

・全体的に統一感のあるシャンデリアであること。

・外観から見ても美しく見える物。

・テーブル席では別の照明が光を補う。

・シャンデリアは華やかで温かみのある光を出すこと。

    テーブル席の光はシャンデリアと競合せず、心地よい光を出すこと。

・不点灯時でも美しいデザインの物。

 

Poul Henningsenはこれらの条件を含む照明器具をわずか3ヶ月で

完成させました。


元々の原型として1927年ごろにデザインされた「PH Septima」という

7枚のガラスシェードのペンダントランプを発展させてデザイン

されました。

(「PH Septima」は通称『ガラスの王冠』とも呼ばれ、

ガラスを使用したシェードであった為、当時は資材不足の影響で製造が

出来なかったいわば幻の名作と言われてました。

が、ついに昨年満を辞して発売となり話題にもなった名作です。

こちらも別途ブログでご紹介したいと思います。)

 

▼設置イメージ

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何だこれは!!Artichokeの贅沢使い!w

Louis Poulsen本社にて。

 

発売されてから約60年程経った現在でも世界中のあらゆる場所で

使用されており、格式の高い空間から一般住宅に至るまでどんな

空間にもフィットする適応性の高い照明。

それが名作といわれる所以なのだと感じました。




 
 
 
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