louis poulsen④~Panthella~
こんにちは。
本日はlouis poulsen~Panthella(パンテラ)~
を見ていきたいと思います。
©︎Louis Poulsen
※今回は「400mmテーブルランプ」仕様
をメインに書いてます。
<商品詳細>
▼サイズ
W400 x D580 xH400 mm
▼重量
2.6kg
▼電球
E26 LED球
(白熱球60W相当)
▼素材
高圧成型アクリル
乳白アクリル
ABS樹脂
真鍮
クロームメッキ
▼カラー
乳白アクリル
※サイズによりカラー展開あり
▼メーカー
louis poulsen(ルイス ポールセン)
▼デザイナー
Verner Panton(ヴァーナー パントン)
▼その他
・中間スイッチ仕様
・その他サイズ
φ320mm、ミニテーブル、
ポータブル、フロアランプ
この独特の形がなんともパントン氏らしい
デザイン。
近未来感もあるが、そこまで主張しすぎる
わけでもなく、ちょうどいい(使いやすい)
デザイン。
パントン氏の照明といえば「パンテラ」と
言えるぐらいポピュラーなアイテムです。
▼ストーリー
1971年にヴァーナーパントン氏がデザインし、
50年経った現在でも非常に人気な
タイムレスなアイテムです。
また、現在では様々なサイズ・カラー展開も
されており、特に当時パントンが製品化を
望んでいたとされる金属仕様が、
シルバークローム、真鍮色として発売
されています。
(ミニテーブル サイズのみ)
カラーバリエーション
パントン氏は「色の魔術師」と言われるほど
カラフルで独特な世界観を持ったデザイナー
でした。当時のデンマークは、木を使った
家具デザイナーが多い中、新素材や異素材を
使うことにチャレンジし続けていたパントン氏
は、他のスカンジナヴィアデザイナーとは
一線を画した異色のデザイナーでした。
▼イメージ
©︎Louis Poulsen
©︎Louis Poulsen
開発当時は現代と違って技術的制約や
資材不足などによる様々な制約の中で
モノづくりが行われていた。
パントン氏といえば前述の
VERPAN①~VP GLOBE~ - 光と陰のある暮らし〜光のオブジェに魅せられて〜
をはじめ、パントンチェアなどの、
いわゆるスペースデザインで有名ですが、
当時は製品化するのに技術的に
とても難しいデザインばかりでした。
それでも諦めず試行錯誤して、
製品化に辿り着いたパントン氏は
まさに偉業を成し遂げた。
と言えるでしょう。
よく「商品を生み出す者(デザイナー)」と
「商品を作る者(製造社、技術者)」との間には
「理想」と「現実」の間で乖離が生じると
聞くことがあります。
「理想」は自由だが、「現実」は技術的、
コストなどの様々な制約がある為、
全てを思うままに実現する事が難しい。
でも、デザイナーは「理想」を妥協したくない。
むしろ妥協した商品は「ホンモノ」ではない。
そんな様々な葛藤を抱えながらも、
「デザイナー」と「技術者」が
共に信念を共有し合い、
共に「ホンモノ」を生み出していく。
そのような過程を経て生み出される商品こそが
永く愛されていく「ホンモノ」の商品
なのでしょう。
今年は「パンテラ」生誕50周年記念という事もあり、
ポータブル仕様やφ320mmサイズなどの物が発売されてます。
永く愛される商品は時代ごとにアップデートされ続け、
新たな魅力とタイムレスな魅力の両方を兼ね備えて
いくのですね。