光と陰のある暮らし〜光のオブジェに魅せられて〜

国内外の照明器具の魅力を個人的な見解で紹介していきたいと思います。

FRITZ HANSEN①~Orient~

こんにちは。

本日はFRITZ HANSEN~Orient~を見ていきたいと思います。

 

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https://www.fritzhansen.com/ja/categories/by-series/Orient/Orient%20P1?sku=34192064

 

【商品詳細】

▼サイズ

φ225タイプ:W225 x H245 mm 約0.6kg

φ340タイプ:W340 x H370 mm 約1kg

φ500タイプ:W500 x H540 mm 約1.9kg

 

▼電球(LED球)

φ225,340タイプ:E26 普通球60W

φ500タイプ:E26 普通球100W

 

▼カラー

アルミニウム

コッパー

マットブラック

 

 

▼素材

アルミニウム

アルミニウム(クリアラッカー仕上げ)、オーク

 

コッパー

コッパー(ポリッシュ、ラッカー仕上げ)、ローズウッド

 

マットブラック

アルミニウム(マットラッカー仕上げ)ローズウッド

 

 

▼メーカー

FRITZ HANSEN

(2013年より)

 

▼デザイナー

Jo Hammerborg(ヨー・ハーマーボー)

 

 

この形を見て、商品名の通り「玉ねぎ」と感じる

のではないでしょうか。

しかし可愛らしいフォルムだけでなく、

しっかりと機能面も兼ね備えているところが

素晴らしい点です。

 

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まず、シェードの形です。

先端からシェードにかけて丸みを帯びた

シルエットは綺麗な湾曲となり、

とても有機的なデザインです。

 

湾曲したシェードは中の電球が見えにくく

なっており、グレアを抑える効果もあります。

また、上部のスリットからはほんのりと光が

漏れるため、空間を優しく照らしてくれます。

 

 

▼ストーリー

Orientは1963年にヨー・ハーマーボーによって

デザインされました。

元々はFog&Mørupというデンマーク

照明メーカーで販売されていましたが、

多くの買収を繰り返し、2005年に閉鎖しました。

その後、2013年にFRITZ HANSENによって

Orientは復刻されることになりました。

 

彼は元々GEORGE JENSEN

デンマークの銀細工メーカー)に

勤めていましたが、1957年からFog&Mørupで

照明デザインに携わることとなり、

数多くの照明を生み出しました。

その数なんと180を超えるランプを作ったと

言われています。

 

 

余談ですが、北欧の名作照明には野菜をイメージ

したものが他にもあります。

 

・artek   A333  通称「カブ」

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・INNOLUX   SIPULI    通称「玉ねぎ」

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ペンダントランプといえばダイニングランプに

吊るのが主流と考えると、食べ物を連想させる

デザインは一般的にも馴染みやすいのでしょう。

 

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多くの人に親しみやすいデザイン = 普遍的デザイン

 

普遍性のあるデザインは永く親しまれます。

それが後に「名作」と言われるようになるのでしょう。

 

 
 
 
 
 
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