光と陰のある暮らし〜光のオブジェに魅せられて〜

国内外の照明器具の魅力を個人的な見解で紹介していきたいと思います。

Artek ① ~A331 BEEHIVE~

こんにちは。

本日はArtek ~A331 BEEHIVE~を見ていきたい

と思います。

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https://www.artek.fi/jp/products/pendant-lamp-a331-beehive

 

商品詳細

▼サイズ

φ330 x H300 mm

 

▼電球(口金E26)

白熱球 60W

 

▼素材

アルミニウム、スチール

 

▼カラー展開

ホワイト(スリット:ブラス)

ホワイト(スリット:クローム)

ブラック

 

▼メーカー

artek

https://www.artek.fi/jp/

 

▼デザイナー

Alvar Aalto

 

 

A331通称BEEHIVEはフィンランドを代表する

近代建築界の巨匠Alvar Aalto(アルヴァ アアルト)

がデザインした名作です。

 

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オブジェ的なデザインと層のようになっている

スリットから漏れる光は何とも言えない

優しい光を放ち、空間を優しく包み込んで

くれます。

このスリットは、中の光源が直接目に入らず、

使う人が不快にならないように配慮されており、

また、スリットから漏れる光により、

下面だけではなく拡散光的な役割も果たして

いる為、空間全体の明るさも出してくれる

という優れ物。

 

北欧の方達は、人種的な面もある為か、

光に敏感で直接光源が目に入ることを

嫌がるという。(特に東洋人と比較すると

凄く光に敏感というのはよく聞きます、、、)

その為か、先日のArtichokeでも書いたように、

北欧の照明メーカーは直接光源が目に入らない

ようなデザインをしている物が多く、

また、BEEHIVEのようにスリットを使用している

デザインの物が多いです。

(特にAlvar Aaltoがデザインした照明は

ほとんどスリットデザインです)

その他、Lisa Johansson papeやPaavo Tynellなど、、、

フィンランドにも有名なデザイナーの名作がいっぱいなので

順次ご紹介したいと思います。

 

 

▼製作背景

1953年にAlvar Aaltoがフィンランド

ユバスキュラ大学の為にデザインしました。

BEEHIVEとは「蜂の巣」という意味で、

蜂の巣からインスピレーションを

受けてデザインされたそうです。

その愛称からAlvar Aaltoが手掛けた照明の中でも

高い人気を誇っています。

これ以外だと『A330S Golden Bell』が

有名ですね!

その他にもAlvar Aaltoの自邸でも

使用されています。

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▼設置イメージ


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リビング、ダイニングなど、どのシーンでも

使用できる万能なデザインですが、

個人的にはAlvar Aaltoの自邸のように

リビングに少し低めに吊り、

ソファに座って光のオブジェを眺めながら

家族と談笑なんて素敵だと思います。

 


ちなみに余談ですが、A331はシェードが5層

になっていますが、当時A332というシェードが

6層の品番も存在しました。

現在はA332は生産されておらず、

ヴィンテージ市場で見られたら

かなりラッキーかもしれません。

私は6層タイプを見たことがないので、

いつか見てみたいです!

 

 

 
 
 
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