光と陰のある暮らし〜光のオブジェに魅せられて〜

国内外の照明器具の魅力を個人的な見解で紹介していきたいと思います。

Artemide①~Eclisse~

こんにちは。

本日はArtemide①~Eclisse~を

見ていきたいと思います。

 

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https://www.artemide.com/en/subfamily/32542/eclisse

 

商品詳細

▼サイズ

φ120 x H180

 

▼電球(白熱球)

E-17 ミニクリプトン球(ホワイト) 25W

 

▼素材

スチール、テクノポリマー

 

▼カラー展開

レッド

オレンジ

ホワイト

 

▼メーカー

Artemide

https://www.artemide.com/en/

 

▼デザイナー

Vico Magistretti

 


これはかわいい!!

ころんとした丸みのあるデザインに、

コンパクトなサイズ感で、

どこかキャラクター感もあり、

愛嬌のある可愛らしい照明です。

 

商品名のEclisseとはイタリア語で

「日食」という意味で、

皆既食や金環食を表現した

幻想的な照明です。

 

皆既食

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金環食

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なんてロマンチックな照明なんだ!

それでいて見た目が可愛いって、、、

照明界のアイドル?的存在なのかも、、

 

Eclisseを生み出したのが、

イタリアの建築家Vico Magistretti

(ヴィコ・マジストレッティ)。

1965に発売後、その2年後には世界最古の

デザイン賞でもあるコンパッソドーロ賞を

受賞し、現在に至るまで世界中で

愛されている照明です。

 

この時代背景には、あのアポロ11号

人類初の月面着陸に成功した1969年よりも

少し前の話で、人々が宇宙旅行や月面着陸

などの夢を語り出している時代に生まれました。

 

氏はこんな言葉を残しています。

 

『真に現代的であるためには、

常に過去と未来に

目を向けていなければなりません』

 

Eclisseを語る上で個人的な解釈をすると、

 

<過去>

今まで人類が辿ってきた道のり。

<未来>

これから人類が辿るであろう未来。

 

時代ごとの流れを理解し、

未来へ目を向けた物作りをして、

時には実験的なものであっても、

それが「現在(今)」とかけ離れ

過ぎていてもダメで、

しっかりと「現在(今)」にも

受け入れられるような、

そんな時代ごとに上手くハマるような、

調和のとれている物作りをしている中で

Eclisse は誕生したのかもしれない。

 

どの時代にもハマるものを作るのが

1番難しいのではないか。

でもそれができた物こそ、

「真に現代的」で、時代に名を残す

名品なのだろう。